瑠璃の水辺 編集部
大学生も夢中になる学び!?大村湾の再生型コンテンツ研究レポート(長崎国際大学 森尾研究室)
更新日:2024.12.26
こんにちは!私たち長崎国際大学森尾ゼミです。私たちは普段長崎国際大学で地域の観光商品を研究しており、今回その一環で自然豊かで観光価値のある大崎ビオトープを訪れることになりました。
そこで大崎の植生や生息する生き物について詳しく知りました。また、大崎ビオトープの重要性についても知りました。
大崎半島の動植物について学ぶ
私たちは瑠璃の水辺の生物・植物 専門アドバイザーの「中ちゃん博士」こと中原泰彦さんから大崎半島の貴重な生態系について学びました。大崎ビオトープの絶滅危惧種に認定されている「ニホンアカガエル」や大崎半島でみられる食虫植物を中心に説明を聞き、実際に食虫植物を観察しました。初めて見る食虫植物でどんな形・色なのかワクワクしました!
干潟で絶滅危惧種を探す
大崎半島には、イボウミニナという絶滅危惧種が生息しています。、イボウミニナはウミニナという絶滅危惧種ではない貝と見た目がとても似ていて見分けるのが難しいです、、、。私たちはコツを聞いて探して、中原さんに「これはどうですか!?」と夢中になって探しました。子どもたちにはより好奇心を持ってもらえる体験になると実感しました。
大崎ビオトープを守るための植林
大崎ビオトープに生息している生き物たち、とくにビオトープでは、ニホンアカガエルの卵がたくさんあるのですが、それを守り続けるためには、夏の厳しい日差しを遮る必要があります。
そこで私たちは柳の木の植林をお手伝いしました。植林によりビオトープに影ができて、日差しから生き物たちを守ることができます。また、柳の木は湿地でも成長できる強さがあるそうなので大きく育っていくのが楽しみです!
活動の学び
今回私たちが大崎ビオトープにて取り組んだ活動を通して、大崎ビオトープの自然環境を守ることの重要性を学ぶことができました。
先程、触れたイボウミニナ探しではなかなか見分け方を教わっても見つけることは難しかったです。このようにそもそも多少の知識があっても、同じもののように見えてしまうのもいて、私たちの身近に意外と絶滅危惧種がいるかもしれないと感じました。今回のような体験を通して、絶滅危惧種やその生き物の生息地が失われていく現状を打開しなきゃいけない重要性に改めて感じるきっかけになりました。
観光商品へのアイデア
今回の体験を親子向けの大崎ビオトープの生態体験ツアーにしたら、親子のコミユニケーションのきっかけとなるだろうと感じました。このようなツアーを作った時、おそらく子供が自主的に「行きたい!」って言うよりも、大人が見つけて自分の子供に行かせる価値があるかどうか考えると思うので、大人が興味を引くような動植物の生態についてたくさん知れるような内容にしたらいいと思いました。大人ではないけど私たちのような大学生向けで考えると、夏休みなどの長期休みに海辺や森で拾った植物や貝(絶滅危惧種以外のもの)を使って工作するといいと思いました。これなら小学生などの宿題で自由研究や工作があると思うから、海や森といった自然や環境のことを簡単に学びながら、見つけたもので工作の課題もできるので嬉しいかなと思いました。
記事制作:長崎国際大学 森尾ゼミ一同