大崎ビオトープ 生物多様性を守る環境整備 1月編

更新日:2025.01.27

瑠璃の水辺 編集部

瑠璃の水辺 編集部

みなさん、こんにちは!
瑠璃の水辺の生物・植物 専門アドバイザーの中ちゃん博士です。
”大崎ビオトープ”の環境整備活動 1月の作業報告です。

今回の作業は大きく2つ。
①井戸周辺の土を掘り、水たまりを深くする
②環境保護エリアに柵を設置
今回の作業は川棚町まちづくり団体Kujaku Peace 大工部の方々に応援いただきました。

ニホンアカガエルは今はさっぱり姿が見えませんが、どこにいると思いますか?
実は、ここからすぐ近くの山に住んでいるんですよ。
そして暖かくなると、この湿地帯に卵を産みにおりてきます。
2月に入って姿を見せてくれるのがいまから楽しみです。
タイミングが合えば写真におさめたいのですが、会えるかなー?
道路を渡るカエルを見かけたら、どうぞ優しく見守ってあげてください。

みんなで水溜り部分の底を掘り、深くします。
活動を映像に収めるため撮影をいたしました。
井戸からの水が流れ、常に湿気のある場所なので足がぬかるみます(*^_^*)
環境保護エリアに杭を打ち、ロープを張ります。
長いロープをぐるぐる巻いてゆきます。
カエルの産卵場所を囲いました。安心して卵を産みに来て下さいね。
今日の作業は5名。いいお天気で良かったです。
作業日翌日。雨が降り、水がたまりました(*^_^*)

補足:大崎ビオトープとは
長崎県自然環境課の「緑といきものの賑わい事業」の助成金をいただき活動しています。
目的は長崎県で絶滅危惧種Ⅱ類と公表されているニホンアカガエルが卵を産む湿地帯を整備して
その種を守ると共に、それ以外の多くの生物が豊かな自然の中で生息するための環境を作ります。