ちょっと変わった干潟の生き物 ツバサゴカイ

更新日:2024.02.22

瑠璃の水辺 編集部

瑠璃の水辺 編集部

みなさん、こんにちは!
瑠璃の水辺の生物・植物 専門アドバイザーの中ちゃん博士です。
みなさんはツバサゴカイってご存じですか?
とっても不思議な形の生き物で、汚れの少ない砂泥の干潟に生息しています。ちょっとグロテスクですが(^^;)
大崎半島の海ではまだ見ることができます。
私の弟分で、生き物にとっても詳しい地元の高校生 太田翔
(かおる)くんがみつけてくれました。
今回は翔くんからのレポートをご紹介します。

海面から角のようなものが出ています(=棲管)背景は大崎半島の海と島と夕陽です。

潮が引いた砂泥から棲管の両端が出ている様子。砂の下はどんな形をしているのでしょう?

砂泥の中の棲管を取り出すとこんな形です。この中に生体が住んでいます。

棲管の中に入っているのがこれ(生体)。体がとても切れやすいので慎重に取り出さなければなりません。

生体を丁寧に取り出した直後。

伸ばすとこんな姿になります。全長約20cm弱程度。
上が頭で、手のようなもの(実際は足糸)が翼に見えるので ”ツバサゴカイ” と名付けられました。
ツバサゴカイが生息できる大崎半島の干潟(通称=うじゃうじゃ干潟)はとっても貴重で
これからも守っていかなければなりませんね。

今回は翔くんからのレポートでした。お見事!