瑠璃の水辺 編集部
【瑠璃の水辺再生型観光コンテンツ】ー海の教室開催レポートー海が繋いでくれた縁。島の小さな小学校での課外授業
更新日:2024.10.28
川棚町内の小学校で”海の教室”を実施したご縁で
平戸市立大島小学校から瑠璃の水辺代表 前平に声がかかりました。
以前川棚町の小串小学校での海の授業に参加された辻川先生が
赴任されたのは平戸市の人口約1,200人の離島 大島にある大島小学校。
大島小学校に通う児童は5・6年生合わせて6人、
全校生徒を合わせても30人ほどの島の小さな小学校です。
海に囲まれた島での生活の中、島一番の魅力である海の美しさとその環境保全に
意識を向けてほしいとの担任の先生の想いで
5・6年生の複式学級で定期的にビーチクリーンに取り組んでいるそうです。
しかし拾っても拾ってもまた流れ着くゴミと終わりが見えないビーチクリーン活動に、
自分たちの活動は無意味なのではないか?と
子どもたちからは落胆の声が聴こえてきたそうです。
そこで子どもたちへの励ましの意味も込め
遠く離れた川棚町で環境保全活動に取り組む前平へ海の授業依頼の声がかかりました。
車で1時間半、フェリーに乗り継ぎ40分。
海が、日常で接点は無いであろう5人の子どもたちと私たちを引き合わせてくれました。
昼食の後はいよいよ海の教室の授業。
まずは川棚町でのビーチクリーンの様子の動画や資料を使って
海のゴミや水質汚染について学びました。
次に実際に手を動かし実験。
身近なものを水に溶かして汚れを計測するパックテストでは、
少量でも水が汚れてしまうことを体感して、とても驚いていました。
真剣に話を聞き、実験してじっくりと“自分たちに何ができるだろうか”と向き合う子どもたち。
”家でもそのまま流さないように心がけたい””節水を心がけたい”
などの意見を出してくれました。
綺麗な海の水を守る取り組みは継続が要で、その場で劇的に変わることは多くありませんが
小さな行動が環境保全につながること、
離れていてもつながっている海の向こうで共に環境保全活動に取り組む仲間がいることが
伝わっていれば嬉しく思います。
瑠璃の水辺 再生型観光コンテンツ-海の教室-
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